
今日もここちゃんは部屋さんぽを楽しんでいるね!

“あご”でいろんなところをスリスリしてる!
自分のにおいをつけているのかな?

確かに!いろんなところにスリスリしているね!
本記事で「あごをこすりつけるのはなんで?」という内容書いてみたよ!
うさぎの”あごのした”何がある?

うさぎのあごの下には、あご下腺!
うさぎのあごの下には、あご下腺(submandibular gland)と呼ばれる分泌腺があります。うさぎのあご下腺は、下顎骨の下に位置する分泌腺で、あごの両側に一つずつあります。この腺からは、うさぎがあごをこすりつけるときに匂いのつく分泌物が分泌されます。
分泌液の役割とは!?
主にタンパク質や脂質などの有機物で構成されています。具体的には、タンパク質の一種であるプロテアーゼ阻害剤や酵素のリパーゼ、脂質の一種であるセボノイドが含まれています。この物質には、個体ごとに異なる匂いが含まれているため、うさぎはこの匂いを嗅いで他のうさぎと識別することができます。また、あご下腺から分泌される物質には、うさぎの性的成熟度合いや健康状態に関する情報も含まれています。たとえば、オスのうさぎは繁殖期になるとあご下腺から分泌される物質の量が増え、メスのうさぎに対して繁殖行動を示すことが知られています。
自分のテリトリーをマーキング
あご下腺から分泌される物質は、うさぎが自分のテリトリーをマーキングするのにも役立っています。うさぎは、自分が通った場所にあごをこすりつけることで、自分の匂いを付け、他のうさぎにその場所に自分がいたことを伝えることができます。つまり、うさぎにとってあご下腺から分泌される物質は、社会的なコミュニケーションや生存戦略に欠かせないものであると言えます。
スリスリ = “Chinning”(チニング)
モノにあごをこすりつける行動を ”Chinning”(チニング)と呼ぶようです!
実際に「くー父」に”ここちゃん”がChinnigしている動画が!下記になります!(かわいい)
スリスリ頻度から分かるうさぎ
うさぎがあごをスリスリする頻度からは、そのうさぎの状態を推測することができます。
あごをスリスリする頻度が通常よりも増えている場合、以下のような理由が考えられます。
- ストレスがある場合
うさぎはストレスを感じると、あごをスリスリすることがあります。ストレスの原因としては、環境の変化や、他の動物とのトラブルなどが考えられます。また、飼育環境が十分でない場合にもストレスが生じることがあります。 - 疾患がある場合:あごをスリスリする頻度が増える場合、皮膚病やアレルギーなどの疾患が原因であることがあります。症状が悪化する前に、早めの対処が必要です。
- 繁殖期である場合:オスのうさぎは、繁殖期になるとメスを誘うためにあごをスリスリすることがあります。この場合は、通常の範囲内であるといえます。
- 単なる癖である場合:あごをスリスリすることが、うさぎの癖として定着している場合があります。この場合は、健康上の問題がなければ、問題ないといえます。
上記のように、あごをスリスリする頻度からは、うさぎの状態を推測することができます。しかし、正確な判断をするには、病気やストレスの原因を探るために獣医師に相談することが必要です。
参考書籍
今回の記事に参考にした書籍をご紹介します!読みやすくてわかりやすい本です!

まとめ
いかがでしたでしょうか?
うさぎのあご下には、あご下腺と呼ばれる分泌腺があり、うさぎはこの匂いを嗅いで他のうさぎと識別することができます。あごをスリスリする行動は”Chinning”と呼ばれ、自分のテリトリーをマーキングしたり、社会的なコミュニケーションに欠かせないものです。スリスリ頻度が増える場合は、ストレスや不安、発情期などが考えられます。
皆さんも観察してみてくださいね!
今回は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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